上海協力機構の首脳会議を前に、中国の習近平国家主席は関係改善を進めるインドのモディ首相と会談しました。
国境問題を抱える中国の習主席とインドのモディ首相は31日午後に首脳会談を行い、習主席が「国境問題が中印関係全体を決めるべきではない」と述べたのに対し、モディ氏は「関係強化をさらに進めたい」と表明しました。
アメリカのトランプ政権がロシアからの原油輸入を続けるインドに追加関税を発動し、中国にも貿易赤字の削減を迫るなか、中印はこれに対抗するため関係改善を優先したかたちです。
一方、上海協力機構の首脳会議はプーチン大統領ら加盟10カ国の首脳などが参加し、31日午後5時以降に天津で開幕します。