鈴木法相は31日朝にフジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、外国人の受け入れ上限の是非について、「どういったやり方が現実的にあり得るかというところから議論を開始する」との考えを示しました。
鈴木法相:
全体としてどのぐらいの外国の方を国が受け入れ得るのか。こういった議論、全くされてこなかったんですね。量的マネジメントというものが目標になるのか、あるいはもっと厳しい現実的なものになるのか。どういったやり方が現実的にあり得るのかというところから、議論がスタートするのかなと思います。
鈴木法相は総人口に占める外国人比率が10%台に到達する時期について、「最速のペースで2040年ごろで、かなり前倒しの可能性がある」との見通しを示した上で、「政府として早めの対応をとることが国民の安全安心につながる」と強調しました。
埼玉県・大野知事:
(外国人の)数もそうだけども、数の中できちんと日本の経済や社会の中に組み入れられていることを担保していくということを自治体としては、国と協力する用意はありますので、中身の方が大切じゃないかと私は思ってます。
また、鈴木法相は「外国人の滞在がより長期化してくる可能性について考えておかなければいけない」として、社会保障について検討する必要性についても指摘しました。