2025年産米についてJA全農福島は、概算金の金額を公表しない方針を決めた。
「概算金」は米を出荷した生産者に対して支払われる前払い金。JA全農福島は2024年産米について、前の年よりも4000円引き上げていて、ここ30年で最大の上げ幅となっていた。
そうしたなか、2025年産米については、集荷競争を煽ることを避けるために、概算金は公表せず、生産者に個別に伝える方針を決めた。
一方、8月28日は小泉農林水産大臣が福島県内を視察。生産者と意見を交わした上で、安定供給に向けて取り組んでいく考えを強調した。小泉農水相は「農家の皆さんが再投資ができる、こういった手取りが上がっていくことと、消費者の皆さんが安心して買えるという状況を作らなくてはいけない」と述べた。