9300万円あまりを横領した元弁護団長の男に懲役6年の判決です。
判決を受けたのは、全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の元弁護団長で現在、無職の内川寛被告(63)です。
起訴状などによりますと、内川被告は2018年から約5年間にわたり、弁護団長として会計管理をしていた弁護団の預金口座から170回にわたって現金を引き出し、合わせて9300万円あまりを自分の口座に入金するなどして横領した罪に問われています。
内川被告は、これまでの裁判で起訴内容を認めていました。
そして迎えた判決で、熊本地裁の中田幹人裁判長は「横領は長期にわたり常習的で悪質な犯行。弁償の見込みはない」として懲役6年の判決を言い渡しました。