ウクライナの首都キーウがロシア軍による大規模な攻撃を受け、子どもを含む14人が死亡しました。

ウクライナ空軍によりますと、27日夜から28日朝にかけて、ロシア軍はドローン約600機と極超音速ミサイル「キンジャール」を含む31発のミサイルを発射しました。

このうち、住宅の屋根や幼稚園などに被害が出て、子どもを含む14人が死亡、38人がけがをしました。

またシビハ外相は、キーウにあるEU(ヨーロッパ連合)の事務所も攻撃を受けたと明らかにしました。

ゼレンスキー大統領はSNSに投稿し、「ロシアは交渉ではなく殺りくの継続を選んでいる」と非難し、「今こそ新たに厳しい制裁を科すべき時だ」と訴えました。

さらに、あえて中国を名指しし、「中国は繰り返し停戦を呼びかけてきたが、ロシアのせいで実現していない。この出来事にどう反応するか期待する」と述べました。

中国については、停戦を呼びかける一方で、ロシア側にドローンの部品を供給していると指摘されています。

こうした中、ロシア国防省はキンジャールミサイルなどでウクライナの軍事施設などを攻撃したと発表し、すべての標的を破壊したと主張しました。

フジテレビ
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国際取材部
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