福岡市が管理する漁港で、漁協側が無許可で係留場所を貸し出していた問題で、桟橋も無許可で設置されていたことが分かりました。
福岡市中央区の博多漁港に設置されている高さ2メートルほどで有刺鉄線も取り付けられた扉。
その先には20メートルほどの桟橋があり、プレジャーボート2隻が係留されています。
この扉と桟橋は市の設置許可を得ておらず、市の担当者は「過去のことで詳細は不明だが、漁協の支所と利用者が設置していて、撤去すべきもの」と説明しています。
市内にある6カ所の漁港では長年、漁協側が無許可で係留場所を主にプレジャーボート向けに貸していたとみられ、市も黙認していました。
市は、ボートの持ち主の確認を進めるとともに、問題解消に向け有識者会議を設置し、9月にも初会合を開くとしています。