参議院選挙で自民党公認候補に投票した従業員に現金を支払う約束をした疑いでパチンコ店運営会社の社長らが逮捕された事件で、複数の店長が「本社の指示なので従わざるを得なかった」と説明していることがわかった。

パチンコ店の運営会社社長の李昌範容疑者ら6人は従業員60人に対し、7月の参院選で自民党公認候補の阿部恭久氏に投票する見返りに、現金を支払う約束をした疑いで28日朝、送検された。

李容疑者らは、全国の店長に投票用紙の写真を送れば報酬を支払う約束をしていたが複数の店長は「違法だとは思ったが本社の指示なので従うしかなかった」と説明していることがわかった。

一方、阿部氏は取材に「違法なことはしないように言い続けてやってきた。全然知らないです」と説明している。
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