2025年6月、岩手県宮古市の自宅で息子の首を絞めけがをさせた罪に問われている60代の夫婦の初公判が、8月27日に盛岡地方裁判所で開かれ、夫婦は起訴内容を認めました。

傷害の罪に問われているのは、宮古市宮町の看護師・榊清子被告(60)と、夫で無職の榊弘明被告(67)です。(※榊は木へんに神)

起訴状によりますと、2人は6月26日の午前0時ごろ、共謀の上自宅で同居する20代の息子の首に電気ポッドのコードを巻きつけ、擦り傷などを負わせた罪に問われています。

盛岡地裁で開かれた27日の初公判で、2人は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

その後の被告人質問で、2人は「息子から金をせびられていたほか、思い通りにいかないことがあると暴行され、精神的に追い詰められていた」と述べました。

検察側は、「計画性があり、死に至るおそれもある危険性の高い行為」と指摘し、2人に拘禁刑1年6カ月を求刑しました。

弁護側は「夫婦は反省していて、息子は刑事処罰を望んでいない」とし、2人に対し執行猶予付きの判決を求めました。

判決は9月17日に言い渡されます。

岩手めんこいテレビ
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