岩手県花巻市の富士大学は、8月27日、スポーツ健康科学の分野における人材育成や研究活動を進めるため、この分野で多くの実績を持つ順天堂大学と連携協定を結びました。
27日は富士大学の龍澤尚孝学長と、順天堂大学スポーツ健康科学部の和氣秀文学部長が協定書を取り交わしました。
協定では、スポーツ健康科学の分野で連携し、それぞれの専門性と地域性を生かして人材育成や研究活動を進めていくとしています。
富士大学は現在の経済学部に加え、2027年度に「スポーツ健康科学部」を新たに開設する計画で準備を進めています。
定員は100人で、スポーツの分野を中心に幅広く活躍できる人材の育成を目指します。
富士大学 龍澤尚孝学長
「若者たちがこの地域に残って、専門的なことを学ぶ環境をつくりたい」
「スポーツ健康科学部」の学部長には、順天堂大学の「女性スポーツ研究センター」でセンター長を務めている小笠原悦子特任教授が就任する予定です。
また2026年度は、富士大学にも「女性スポーツ研究センター」を開設する予定で、地元の女性アスリートを指導する活動などを進めていく方針です。