口蹄疫が発生した2010年、この時何が起こっていたのでしょうか。
最初の感染が確認されたのは、2010年4月20日。
(東国原英夫知事(当時))
「口蹄疫の疑似患畜が県内で確認されました」
口蹄疫は感染が見つかると、同じ農場の家畜は法律に基づき、すべて処分しなければなりません。
初動防疫はうまくいかずウイルスは爆発的に増加、畜産密集地帯の川南町や都農町などでは同時多発的に感染が確認され、牛や豚を処分し、地中に埋めるこのような風景が毎日毎日あちこちで見られました。
5月18日には、非常事態宣言が出され、イベントは次々に中止となりました。
牛や豚の出荷の減少も含め、経済への影響額はおよそ2350億円に上りました。
口蹄疫は県内11の市と町に広がりました。
牛は県内で飼育されているおよそ22%、豚はおよそ25%が処分され、29万7808頭が犠牲となりました。
宮崎県以外の地域への感染拡大を防ごうと、国内で初めてとなるワクチンが接種され8月27日に終息が宣言されました。