解体が決まっている高松市の旧香川県立体育館の再生に向けた提案を行う団体が、香川県教育委員会に申し入れていた面会について県教委は8月27日、応じる意向を示しました。
(香川県教委 淀谷圭三郎教育長)
「あす、担当課で話を聞く機会は設けたい」
香川県教委の淀谷教育長は27日の定例会見でこのように話し、旧香川県立体育館再生委員会が求めていた面会の場を28日に設ける意向を示しました。
一方で、淀谷教育長は、協議ではなく話しを聞く場だとして、別の公務を理由に出席しないということです。
(香川県教委 淀谷圭三郎教育長)
「話は聞くが、方針転換前提にという話にはならない。」
世界的な建築家丹下健三さんが設計した高松市の旧香川県立体育館は、老朽化などを理由に県が10億円をかけて解体することを決めていて、建築家などで作る再生委員会がホテルとして再整備する提案をしていました。
面会の場が設けられることについて再生委員会の長田慶太委員長は「顔を合わせて話すことは大切。伝えなければならないことを伝えたい」と話しています。