兵庫県尼崎市が、夫のDVから避難している女性の住所を、誤って夫に伝えていたことが分かりました。

尼崎市によると、女性は去年6月に夫からのDVの被害を届け出ていましたが、去年8月に国民健康保険の書類を女性に返送する際、市の職員が誤って、夫が住む家に送りました。

書類には、女性の避難先の住所が記載されていたということです。

市はDV被害者として配慮を要する世帯かどうか複数人で確認することにしていたものの、職員が怠っていたということです。

【尼崎市松本眞市長】「個人情報を取り扱う職員一人一人の十分な意識と自覚の欠如があったと言わざるを得ない」

市は女性に謝罪し、新たな一時避難先の確保のほか、転居費用などとして約135万円を支払って和解しています。

関西テレビ
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