福岡県は26日、はしかの患者が新たに2人確認されたと発表しました。
県によりますと1人は糟屋郡の30代女性で、24日に発熱や発疹の症状があり、検査の結果、25日にはしかの感染が確認されました。
もう1人は古賀市の40代男性で、25日に発熱や発疹の症状があり、26日にはしかの感染が確認されました。
いずれも、はしか患者と接触した可能性があって健康観察の対象となっていた人で、海外渡航歴はなく、予防接種歴は不明だということです。
また、県は2人がほかの人に感染させてしまう可能性がある期間に、以下の施設や交通機関を利用していたと明らかにしました。
▽8月24日(日)15:30~16:00ごろ スーパーセンタートライアル福岡空港店
▽8月24日(日)15:00~16:00ごろ イオンモール直方
▽8月25日(月)7:14古賀駅から乗車 JR鹿児島線 快速 南福岡行き(博多駅まで)
県は、これらの施設などを利用した人は、利用後21日間ははしか発症の可能性を考慮し、健康状態に注意するとともに、疑われる症状が出た場合には事前に保健所に連絡し指示に従うよう呼びかけています。
またこの際、公共交通機関の利用は控えてほしいとしています。
はしかウイルスは感染力が極めて強く、空気感染もし、感染して約10日後に発熱やせきなどの症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と赤い発疹が全身に広がります。
手洗いやマスクだけでは予防できないため、予防接種を受けるよう呼びかけています。