岡山県の絶滅危惧種に指定されている貴重な植物、サギソウが2025年も総社市の湿地で咲き始めました。
花言葉は「無垢」や「清純」。湿地を吹き抜ける風がその可憐な花を揺らします。総社市のヒイゴ池湿地では、自生する1万株のサギソウが楽しめます。
シラサギが翼を広げた姿に似ていることからその名が付いたとされるこの植物。県の絶滅危惧種にも指定されています。湿地には、サワギキョウやサワヒヨドリなどの花も咲いていて、その上を体長2センチほどのハッチョウトンボが飛び交う光景は、ひと時の安らぎを感じさせてくれます。
(北の吉備路保全協会 萱原潤会長)
「本当に暑いが一瞬この白い清楚な姿を見て暑さをちょっとでも忘れてもらったら」
2025年は猛暑と水不足で、例年に比べて開花が1週間ほど遅れていましたが、8月中にピークを迎えるということです。