熊本県内各地に甚大な被害をもたらした記録的な大雨から25日で2週間です。熊本市では、男性1人が今も安否不明のままで捜索が続けられています。
【前田 美沙希 記者リポート】
「大雨による被害発生から2週間。きょうは熊本市南区を流れる緑川の河口付近でも安否不明者の捜索が続けられています」
安否不明となっているのは熊本市東区に住む会社員、森下 尚治さんです。
森下さんは、熊本市北区貢町の西浦川で車ごと流されたとみられていて、北区釜尾町の井芹川で車が見つかっています。
25日は、県警の機動隊などが約60人態勢で熊本市南区海路口町から宇城市三角町の海沿いを捜索。
ヘリも出動しましたが、発見には至りませんでした。
森下さんの娘はTKUの取材に「見つかってほしい。ただそれだけです」とコメントしています。
一連の大雨で、これまでに熊本県内では土砂崩れに巻き込まれるなどして男女4人の死亡が確認されています。
また、住宅への被害は全壊が10棟、半壊が95棟、一部破損が102棟。
床下、床上浸水を含めると計5595棟に上っています。