岡山県美咲町で、小学5年の防災士が誕生しました。総合学習で、2011年の東日本大震災を学んだことをきっかけに取得したもので、岡山県内では最年少の防災士だということです。

防災士を取得したのは、美咲町の柵原学園5年安東俐哉さんです。防災士は、災害の知識や救急救命の技術などを習得した人を認証する資格で、安東さんは2025年6月の試験で合格しました。

8月25日は母親と一緒に美咲町役場を訪れ、青野高陽町長から「学んだ知識を生かし地域へ広めてほしい」と激励されました。安東さんは小学4年の総合学習で、東日本大震災の際、小学生が避難経路を見つけ、他の小学生が助かったケースがあったことを学び、防災士を志したということです。

(安東俐哉さん)
「できるだけ現地に駆け付けて災害に遭った人の手助けをしたり励ましたりしたい」

岡山県内では、最年少の防災士だということで、若い世代の防災意識アップが期待されます。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。