中国電力が山口県上関町で建設を検討している使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、「適地」かどうかを調べた調査報告を、近く上関町に伝える方向で調整に入ったことがわかりました。
中国電力は、上関町に原子力発電所で使用済みとなった核燃料を一時的に保管する中間貯蔵施設の建設を計画していて、予定地でのボーリング調査を去年11月に終えています。
関係者によりますと中電は採取した「試料」をもとに活断層の有無を調べた結果などを報告書にまとめ、近く、上関町に報告する方向で調整しているということです。
上関町の西哲夫町長は「まだ報告は受けていない」とした上で、仮に「適地」と判断された場合、住民や議会、周辺自治体に向けた説明会を中電とともに開く方針を強調しました。
【山口・上関町・西哲夫町長】
「調査の報告書を精査して検討していくと。出せる状況をしっかりお伝えしてご理解を少しでもいただけるように町としても取り組んでいきたい」