81年前、学童疎開船「対馬丸」が、アメリカ軍に撃沈され多くの遺体が流れ着いた奄美大島の宇検村では24日慰霊祭が行われました。

対馬丸は太平洋戦争中の1944年8月22日、沖縄から長崎に向かう途中、アメリカ軍に撃沈され乗っていた子どもや教師らおよそ1500人が犠牲になりました。

多くの遺体が流れ着いた宇検村の海岸には8年前に慰霊碑が建てられ、慰霊祭が行われています。

宇検集落の津田政俊区長は「次世代へ語り継ぐことが私たちの責務です」とあいさつし参列者が慰霊碑に花を手向け、犠牲者の霊を慰めました。

参列者(小学5年生)
「対馬丸で流れ着いた人たちを忘れてはいけないと思いながら慰霊祭に参加しました」

宇検集落・津田政俊区長
「戦争のない命の尊さを伝え続けられたら良いと思う」

鹿児島テレビ
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