神戸市のマンションで住人女性を殺害した疑いで逮捕された男が、事件数日前から神戸に入って、現場近くのホテルに宿泊していたとみられることがわかりました。
また事件の前、女性と同じ電車に乗るなど30分以上にわたって後をつけていたことが分かりました。
東京都の会社員・谷本将志容疑者(35)は今月20日、神戸市中央区のマンションで、住人の片山恵さん(24)をナイフで複数回刺し、殺害した疑いがもたれています。
調べに対し、谷本容疑者は「殺意があったかわかりません」と話しています。
谷本容疑者は事件3日前から休暇を取っていて、捜査関係者によると、数日前に神戸に来て、事件現場の近くのホテルに泊まっていたとみられることが新たにわかりました。
また谷本容疑者は事件前、職場から帰宅する片山さんの後をつけていたことが分かっていて、捜査関係者によると、尾行は30分以上にのぼることが新たに分かりました。
その間、片山さんは阪神西元町駅から神戸三宮駅まで電車を利用していましたが、いずれの駅でも周辺の防犯カメラに谷本容疑者の姿が映っていたことから同じ電車に乗りこんだとみられます。
警察によると、これまでに谷本容疑者は片山さんと面識があるという趣旨の話はしていないということで、警察は動機などを詳しく調べています。