北アルプス岳沢で新潟市の会社員の51歳男性が下山中に転倒し、大けがをして、ヘリコプターで救助されました。

消防によりますと、22日午後2時半ごろ、本人から「登山中に足をひねって、動けなくなった」と119番に救助要請がありました。

警察によりますと、男性は20日、2人パーティで中ノ湯から入山し、22日、槍ヶ岳から北穂高岳を経由して下山中、転倒して行動不能になりました。

長野県警ヘリが出動し、午後5時ごろ、男性を救助して、松本市内の病院に搬送しました。右足首の骨折で重傷の模様です。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

長野放送
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