長野県千曲市のブドウ畑で8月22日朝、ナガノパープルなど30房がクマに食べられているのが見つかった。近くの畑でも8月21日、被害が見つかっていて市や猟友会がおりを設置し、警戒している。
「高級ブドウ」クマ被害相次ぐ
実がなくなったブドウ。クマが食べたとみられる。
8月22日朝、千曲市倉科地区のブドウ畑で生産者が見つけた。
ナガノパープルやクイーンルージュなど約30房が食べ荒らされ、近くにクマのフンが落ちていたという。

同じ倉科地区では8月21日も他のブドウ畑でシャインマスカットなど40房が食べられているのが見つかっている。こちらの畑でもクマの足跡があったという。
毎日クマが出て、ただごとではない…
8月22日、被害が見つかった畑の生産者は「毎日クマが出ていて、ただごとではない」と話していた。
倉科地区は山から近いものの民家も点在している。市と地元猟友会は被害が確認された畑2カ所におりを設置したほか、付近の住民に夜間の外出はできるだけ控えるよう呼びかけている。

県によると、これからの時期は山の食べ物が少なくなり里山に下りてくるケースが増えるということで、一層の警戒が必要だ。
(長野放送)
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