富山県議会は再来年春の県議選に向け議員定数を見直す議論を開始しました。

今後は、旧富山市にあたる富山市第1と富山市第2をひとつの選挙区とする「合区」とするかどうかが議論の焦点となります。

県議会は22日、各会派代表者会議を開き、議員定数の見直しに向けた議論を交わしました。

会合は冒頭以外非公開で行われましたが、出席者によりますと、旧富山市にあたる富山市第1と、婦中や八尾、大沢野などの富山市第2の2つの選挙区を1つに統合すべきとする意見が出されたということです。

*県議会 武田慎一議長
「有権者からもわかりにくいと意見があったり、合併して20年経つということで、なぜ同じ富山市なのに分かれているのかと言われると発言した会派もあった」

取材に応じた武田議長と永森副議長によりますと、富山市をひとつの選挙区とする合区となる場合は、それに伴い現行の総定数40に変更が生じる可能性があるものの、22日の会議では総定数は削減せずに維持が望ましいとする意見が多くあがったということです。

*県議会 永森直人副議長
「政治課題は地域ごとでそれぞれ。全体として考慮しながら議論を進めないと、単純に人口で割ると都市部にばかり議員が集まり山間部は減っていく流れができる。どう最終的に整理していくかが重要な論点になる」

県議会は来月下旬にも2回目の協議を行い、年度末までに方向性を出したいとしています。

富山テレビ
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