長崎県はドクターヘリについて、整備士の勤務の確保ができなかったことを理由に23日と、来週の3日間、運航を一時休止すると発表しました。
休止するのは8月23日と、27日から29日までの4日間です。
県によりますと、運航を委託している学校法人から今年7月から8月にかけて、ヘリに搭乗する整備士を確保できないと、長崎県を含む9都府県に運休の申し出があったということです。
しかし県内は離島や半島が多く、ヘリの運休は救急患者の搬送に影響することから、県は運航するよう強く要請したものの、4日間だけは調整がつきませんでした。
休止中は、県の防災ヘリや佐賀県のドクターヘリなどに応援を要請して対応する考えです。
県のドクターヘリをめぐっては、2025年4月に起きた壱岐沖の死亡事故に関連して、今年は3回、一時休止しましたが、県の担当者は人員確保が理由の休止はあまり聞いたことがないと話しています。