宮城県石巻市の海岸に大量のカキの殻が漂着している問題で、県は9月、海岸の清掃を行い、殻を回収することを決めました。

この問題は、石巻市の長浜海岸に近くの養殖施設から漂着したとみられるカキの殻が、大量に打ち上げられたものです。

この影響もあり、海岸がエリアに含まれる渡波海水浴場は、今年の海開きが中止になりました。

こうしたことを受け、市民からは殻の回収を望む声があがっていましたが、石巻市は当初、あくまで「自然物」として、回収を行わないとしていました。

一方、海岸を管理する県は、漂着する量のモニタリングを続けていましたが、日によって量に差があることから、一度、回収を行いその後の状況を確認することを決めました。

回収を行う清掃活動は石巻市や県漁協と協力し9月1日に行われ、処分費用は県が負担するということです。

仙台放送
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