能登半島地震で液状化の被害を受けた富山県高岡市の3つの地区の住民と出町譲市長の対話集会が、21日から伏木地区で始まりました。

住民からは復旧対策が進まない現状に、不満や要望が相次ぎました。

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*高岡市 出町譲市長
「私は住民負担ゼロということをずっと訴えてきました。県などに少しでも助けていただけるような仕組み作りを頑張らなきゃいけない」

出町市長は「地震からの復旧・復興」を最優先課題に挙げていて、対話集会は液状化の被害が大きかった「伏木・吉久・横田地区」の順で開かれます。

21日に開かれた伏木地区の対話集会には、およそ130人の住民が参加しました。

市側から道路や下水道の復旧工事の進捗などについて説明した後、参加者からは復旧対策が進まない現状に不満や要望が相次ぎました。

住民は「幹線道路がなおっていなくて、今工事しているのは海側の護岸のところ、全く人の通らないところで一生懸命工事している。工事の順番が違うのではないか。ぼこぼこですよね、町自体が。魅力のあるまちづくりをしようと言っていても全くそれは論外だ」

*出町市長
「確かに遅れている面もあるのかもしれないが、早急にこれからやらせていただいて、住民が安心して高岡に、伏木地区に住めるように行動させていただきたい。直すべきところは直すし、見習うべきところは見習う作業が必要だ」

出町市長との対話集会は23日に吉久地区で、24日に横田地区で開かれます。

富山テレビ
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