富山県立高校の再編について県と県教育委員会がまとめた素案をめぐり、県議会の自民党議員会はスピード感に欠け、具体的なイメージを持ちづらいとして、改善を求めました。

県立高校再編の素案は、2038年度までに一学年480人規模の大規模校を富山市内に新設するほか、中規模校の配置などで現在の全日制34校を20校とします。

素案を受け、県議会の自民党議員会でつくるプロジェクトチームは21日、5項目の提言を新田知事に申し入れました。

提言によりますと、学校の教育内容のイメージがわかりづらく、高校再編の目的が明確になっていない。

また、再編を2038年度までに進めるとしているが、時代の変化に対して、スピード感に欠け、5年程度の前倒しが必要などとしています。

県は提言を9月議会での議論や、県民から集める意見に加え、今年10月を目途にまとめる県立高校再編の実施方針に反映させるとしています。

富山テレビ
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