富山県警察本部に勤務する巡査部長の男が接骨院の施術費を水増し請求し、共済組合から5万円あまりをだまし取ったとして、県警はこの男を懲戒処分しました。
懲戒処分を受けたのは県警本部に勤務する40代の巡査部長の男です。
県警監察官室によりますと、男は県東部の接骨院の院長から施術を受け、通院日数を水増ししたうその書面を警察共済組合に提出して5万円あまりをだまし取っていました。
接骨院の院長は巡査部長の男の捜査協力者で、だまし取った施術費は全額、院長が受け取っていたということです。
施術費の不正受給は院長が別の事件の捜査線上に浮上したことから発覚しました。
施術費の不正受給は2020年から7回にわたり、県警はこの男を先月詐欺の疑いで書類送検し、21日付けで停職6か月の懲戒処分としました。
男は容疑を認めていて、処分を受けて依願退職したということです。