能登半島地震を受けて県などが開発を進める耐震シェルターの実用化に向けた講習会が射水市で開かれました。

「木質耐震シェルター」は住宅の居間や寝室に設置して家の倒壊から身を守るもので、耐震改修に比べ経費が安いことが特徴です。

県は東京理科大学と共同で開発を進めていて、7月の実験で重さ3トンの衝撃にも耐えたことからこの秋から実用化に向けモデルハウスでの実証が始まります。

21日は、開発した東京理科大学の高橋治教授が射水市で講演し、耐震性が低い住宅が多い富山で普及できるよう期待感を述べていました。

*東京理科大学 高橋治教授
「今月、おさらいの実験を1回やって、9月末には販売と聞いている。家族離れて暮らしている人も含め逃げること、体が弱い方もいるので、この辺に水や携帯充電機を置いて避難できるようになればいい」

「木質耐震シェルター」は目標販売価格が100万円で、すでに射水市と高岡市が設置費用の一部を補助することを決めています。

富山テレビ
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