市町村の判断でクマを猟銃で駆除できる新制度が9月から始まるのを前に、北海道猟友会が発砲要請されても拒否できると道内支部に通知することを検討していることが分かりました。
「一番心配しているのは自分自身のケガと自分の銃の所持許可。自分の銃が所持できなくなるとなかなか恐ろしくて参加できない」(道猟友会 齊藤哲嗣 専務理事)
市街地などに出たクマを市町村の判断でハンターが発砲し駆除する制度「緊急猟銃」が9月から始まります。
一方で、道猟友会は「発砲要請されても拒否できる」と全71支部に通知することを検討していて制度の実効性に懸念が生じています。
道猟友会は「緊急銃猟で人身事故などが起きた場合、ハンターが責任を問われないよう道や国に求めているのに十分な回答がない」と理由を説明しています。