新型コロナの無料検査事業を巡り、愛媛県の補助金をだまし取った罪に問われている元調剤薬局の社長に対し、松山地方裁判所は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、元エンゼル調剤薬局社長の沖恵子被告(61)は、2022年に実施した県の新型コロナ無料検査事業において、検査の回数を約2700件偽り、1225万円あまりの水増し請求分を含む、補助金約8510万円をだまし取った罪です。
松山地裁で開かれた19日の判決公判で、渡邉一昭裁判官は補助金全額で詐欺罪の成立を認定。水増し請求分は返還しているものの、「常習的犯行で刑事責任は重い」として懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
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