8月上旬からの九州地方をはじめとした記録的な大雨について、内閣府は全国を対象に「激甚災害」に指定する方針を明らかにしました。
◆石破茂 首相
「このたびの大雨被害を激甚災害に指定する見込みになっている」
石破首相は福岡県を含めた全国12の県で大雨被害が確認されているとして、対象地域を限定せずに激甚災害に指定する方針を示しました。
激甚災害に指定されれば、復旧費用にかかる国からの補助率が引き上げられます。
福岡県内では9日夜から10日にかけて線状降水帯が計6回発生しました。
福津市では高齢の男女2人が氾濫した川に流されて死亡したほか、県内では浸水などの家屋被害が188件、がけ崩れなどの土砂災害が80件確認されています。