今週も厳しい暑さが続いていますが、19日は早くも「冬」を感じる話題です。

神奈川・横浜市内の住宅街にあるこちらのお店。
8月にもかかわらず、店内に並ぶたくさんのクリスマスグッズ。

お店を手がけるのは、“おもちゃコレクター”として有名な北原照久さん。

株式会社トーイズ代表取締役・北原照久さん:
クリスマスって音楽が聞こえるとわくわくする。じゃあ1年中やっちゃおう!みたいな。

1986年のオープン以来、おもちゃや雑貨の販売に加え、子どもたちがサンタさんへの手紙を託しに来たり、イブには無料で1000人分のケーキを振る舞うなど、長い間、愛されてきました。

株式会社トーイズ代表取締役・北原照久さん:
毎年の楽しみとしてどこからも来てくれて、その笑顔を見るのがすごく楽しみ。

しかし、建物の老朽化が進み、40周年を前に17日の営業をもってこの店舗は取り壊され、同じ横浜市内で新店舗が秋にもオープン予定です。

店は続きますが、常連客にとっては雰囲気や立地も特別な思い出になっていて、高校生の時から通う常連客は、「自分がお母さんになったときには子どもたちを連れてきて…。(ここがなくなるのが)無理。さみしいですね」などと思わず目に涙がうかんでいました。

この日は多くの常連客が訪れ、お店の最後の姿を目に焼き付けていました。

現在の店舗で使われている扉や棚は新店舗に持っていく予定で、サンタさんへの手紙も引き続き預かるそうです。