熊本県内を襲った記録的大雨から18日で1週間です。県内ではこれまでに、男女4人が死亡、男性1人の安否がわかっていません。
県などによりますと、土砂崩れに巻きこまれたり川に流されたりするなどして50代から70代までの男女4人の死亡が確認されています。
また、家族などによりますと熊本市東区に住む会社員、森下 尚治さんが北区の職場から自宅に帰る途中に近くの川で車ごと流されたとみられていて現在も安否は分かっていません。
熊本県は住宅の被害について18日午後、4953棟と発表しましたが、八代市の報告に誤りがあり4139棟に訂正しました。
また、石破総理大臣は8月上旬からの記録的な大雨について、各地で甚大な被害が
出ているとして、熊本を含む全国を対象に、「激甚災害」に指定する方針を明らかにしました。
一方、車の浸水被害も相次いでいます。
JAF熊本支部によりますと、冠水や浸水による県内のレッカー移動の依頼件数が
17日までに1865件に上っているということです。
内訳としては熊本市内が最も多く1084件などとなっています。
(県南部が602件、県北部が107件、天草地域が72件)
お盆休みが明けて、18日からディーラーや修理工場などへの受け入れが始まるところが多いことから、更に件数は増える見込みです。