議員団の南京市訪問が突然中止になるなか、名古屋市の広沢一郎市長は8月18日、改めて交流の再開に意欲を示しました。

広沢名古屋市長:
「いま非常に日中関係が厳しいですよね。そういう中であっても、(友好都市の)関係は維持していった方がいいのではないのかなと。慎重かつ丁寧に進めていくということ」

 広沢市長は、日中双方の世論に配慮する必要があるとしつつ、河村前市長が「いわゆる大虐殺はなかった」と発言してから途絶えている友好都市・南京市との関係改善に意欲を示しました。

 名古屋市議会の超党派の議員団が8月下旬に広沢市長の親書を届ける予定でしたが、南京市側が理由を明らかにせず訪問の延期を求めていました。

 国際交流を担当する松雄副市長は「非公式のやりとりの中で、南京市側も交流を再開したい思いを持っていると確信している」と話しています。

東海テレビ
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