「動物のお医者さん」の仕事を体験です。
動物の健康や食の安全を守る獣医師の確保をめざした体験講座が松江市であり、県内の小中高校生がその役割を学びました。
夏休み中の小中高校生を対象に松江市で18日に開かれた課外講座「しってる?獣医師のしごと」。
県が、獣医師をめざす人材を増やそうと4年前から開いています。
参加者は、まずクイズ形式で普段の取り組みについてお勉強。家畜など動物の健康を管理することだけでなく、食肉や卵といった食の安全を守ることなど生活と密接に関わる獣医師の幅広い役割を学びました。
そして、その仕事を模擬体験。
動物を治療するための手術もその一つで、動物の体に見立てたスポンジを器具を使って縫合しました。
参加した高校生:
実際に獣医師さんと話したりして、色々わかったことがあったので来てよかった。
島根県畜産課・高橋優課長補佐:
島根県から1人でも多くの獣医学科に進んでいただける学生さんが出ていただくように、この講座を足がかりにしていきたい。
県によると、全国の大学にある獣医学科に進学した県内の高校出身者は、2024年度は21人で、この4年間で倍に増えたということで、この講座を通して獣医師を目指す子どもがさらに増えるきっかけになればと期待しています。