鳥取市で地元の大学生が、鳥取県を代表する特産のラッキョウの植え付け作業を手伝いました。担い手不足解消につなげようという取り組みです。

照りつける太陽の下、鳥取市福部町のラッキョウ畑で植え付け作業をするのは、鳥取環境大学の学生18人です。
これは、JAグループが地元の若い世代に農業に関心をもってもらい、担い手不足の解消をめざそうと企画した体験ツアーで、学生は腰をかがめ、バケツに入った種ラッキョウを1粒ずつ畑に植え付けていきました。

体験した学生:
「大変だなと思う。ラッキョウおいしいんで、たくさん取れるように頑張る。」
「思っていたより姿勢もつらくて大変。」
「従事者が少なくなってるのは課題かなと思うけど、ラッキョウは鳥取の名産物なので守っていく必要がある。」

JA鳥取県中央会によると、福部町のラッキョウ生産者はこの10年間で約3割減少。
機械化も進まず、担い手不足が課題となっています。

生産農家:
機械化をめざして一部でやっているが、粒の大きさが違うのでうまくいかない。
今のところ手が一番。これをきっかけに植え付けの時期にどんどん来て頂ければ私たちもうれしい。

関係者は今後も体験ツアーなどを企画し、ラッキョウ生産の労働力確保に向けた取り組みを続けるとしています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。