大麻のようなものの取引に関わったなどとして秋田県中央部の警察署に勤務していた男性警察官が書類送検されたことを受けて、18日、県警察本部の小林稔本部長が県議会で謝罪しました。

県警察本部 小林稔本部長:
「警察への信頼を大きく失墜させてしまったことを深くお詫び申し上げます」

この事件は県中央部の警察署に勤務していた20代の男性巡査が、2024年10月に県内に住む男性と共謀し大麻のようなものの取り引きに関わったほか、翌11月にはバイクで事故を起こしたのにもかかわらず、警察に届けなかった上、バイクを不法に捨てた疑いで書類送検されたものです。

これを受け、県警はこの男性巡査を8月1日付で停職6カ月の懲戒処分とし、男性巡査は依願退職しました。

18日開かれた県議会教育公安委員会で委員から「警察官にあるべき行動ではない」「大麻の取り引きを知った時点で上司に相談できる体制は整備されていなかったのか」などの意見や質問が出ました。

県警本部の小林稔本部長は謝罪した上で、「職員一人一人に対するきめ細かい指導を徹底し県民の信頼回復に努めたい」と述べました。

秋田テレビ
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