善通寺市議会の議員が市の職員に対しパワハラをした疑いがある問題で、市議会は8月18日、議員の対応を協議する政治倫理審査会を初めて開きました。

政治倫理審査会には、善通寺市議会の議員ら委員8人が出席しました。この問題は、中村晋章議員が市の複数の職員に対し、長期にわたって威圧的な言動を取るなど、パワハラと受け止められる行為が多く確認されたとして、市が市議会に対し、事実関係の調査などを求める申し入れを行ったものです。

審査会では、中村議員が任期中である、2023年7月から2025年6月までに行ったパワハラと疑われる6件の事案などを審議することを確認したほか、今後、市に対してパワハラ行為の証拠など記録の提出を求めることを決めました。

次回の審査会は、9月19日開かれる予定で、市の関係職員から事情を聴くということです。

中村議員は、OHKの取材に対し、「市民から相談を受けたら、耳の痛くなるような話をしたり、語気が強くなったりすることもあるが議論の一環。気分を害した人がいたらそれを真摯に受け止めて言動を注意していく必要がある」と話しています。

岡山放送
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