頭脳の格闘技とも言われる「そろばん」で中国地方ナンバーワンの座をかけ、各地の腕自慢が競う大会が広島市で開かれています。
今回で50回を迎える「中国5県珠算選手権大会」には、9歳から24歳までのそろばんの猛者155人が参加しました。
掛け算や割り算、見取り算などが次々と行われ、選手たちは真剣な表情で問題と向き合います。
読み上げ算では一般の人では、聞き取ることも難しいスピードでも7桁から16桁の数字を理解しそろばんを弾いていました。
また、スクリーンに映し出される数字を頭の中で足し上げていく「フラッシュ暗算」では、わずか0・1秒隔間で3桁の数字が15回表示されます。
それでも、選手たちは驚異的な計算力で正解を重ねていました。
午後には、最も高度な技術力と精神力が試される「名人戦」が行われます。