秋田県消防学校の学生が、活動中に亡くなった消防職員や団員がまつられている秋田市の慰霊碑の清掃活動を行い、9月からの任務に向け決意を新たにしました。

この清掃活動は、消火や救助活動中に亡くなった消防職員などの慰霊祭を前に1928年から毎年行われているもので、ことしで98回を数えます。

18日は県消防学校の職員や学生60人余りが参加し、慰霊碑の周辺の草をむしったり、ブラシで慰霊碑を磨いたりして汗を流していました。

県内では1909年以降、消防職員7人・消防団員41人が活動中に命を落としています。

湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部・沼倉颯大さん:
「偉大な先人たちがいるからこそ今の自分たちがあると思う。殉職はあってはならないことだと思う。自分たちも災害現場だけでなく訓練中も安全管理を徹底しこのようなことがないようにしていく」

学生たちは、命を懸けて人命救助や地域の安全に尽くした殉職者に黙とうを捧げ哀悼の意を示すとともに、9月からの任務に向けて気持ちを新たにしていました。

秋田テレビ
秋田テレビ

秋田の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。