低気圧や前線の影響で北海道北部では記録的な大雨となり、天塩町などで土砂災害警戒情報が発表されています。
17日午前8時ごろ、北海道北部の天塩町で撮影された映像。
降りしきる雨の中、冠水した田畑の水面にプカプカと浮かぶ円筒状の物体は、家畜の餌として使われる乾燥した牧草を巻き取った牧草ロールです。
暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定になった影響で、北海道北部では朝から激しい雨になりました。
天塩町では午前10時までの6時間で144.5mmと、観測史上一番の大雨に。
川には濁流が流れ、大きな橋の上を車が水しぶきを上げながら慎重に進みます。
市街地でも道路が冠水。
住民たちは、膝上ほどの高さまである雨水や流木をかき出す作業に追われました。
この雨の影響で土砂災害のリスクが高まっているとして、天塩町、幌延町、豊富町に土砂災害警戒情報が発表されています。
北海道では18日の明け方にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうが降る危険性があって注意が必要です。