京都の夏の風物詩「五山の送り火」が行われ、京都の山に「大文字」が浮かび上がりました。
16日、東山の如意ヶ嶽に縦160メートル、横80メートルの「大文字」が現れました。
京都の夏の風物詩「五山の送り火」は数百年の歴史をもつといわれ、京都の5つの山に送り火を灯し、お盆に帰ってきた先祖の霊を送りだして、無病息災を祈ります。
訪れた人は「ことし父親が亡くなったので、ありがとうございますって感じですかね」「みんなが幸せに生きられるようにお祈りしたい」などと話しました。
6月の大雨で「大文字」の火床の一部が崩落したため、今回は仮設の火床での対応となりました。
集まった約2万2000人は、夜空に浮かんだ炎を前に静かに思いをはせていました。