ロシアのウクライナ侵攻をめぐり停戦の糸口を探る米ロ首脳会談を前に、トランプ大統領は領土交換に関する決定について「ウクライナに委ねる」と述べました。
トランプ大統領は15日朝、自身のSNSに「イチかバチか!!!」と投稿し、現在米ロ首脳会談が行われるアメリカ・アラスカ州に向かっています。
機内では記者団に対し、ウクライナとロシアの「領土の交換」が議論されるとし、「決定はウクライナに委ねられなければならない」、「私はウクライナのかわりに交渉するのではなく、2人をテーブルにつかせるために来た」と強調しました。
また、ウクライナが求めるアメリカの「安全の保証」に関しては「ヨーロッパ諸国などと一緒に提供する可能性がある」と述べました。
14日夜も続いたロシアの攻撃が、プーチン大統領に「不利になると思う」と釘を刺す一方、交渉次第では、経済面での協議もあり得るとしています。
一方、ゼレンスキー大統領は、「極めて重要な局面だ。公正な平和への現実的な道筋を示し、3カ国の首脳による対話の実現につなげることが不可欠だ」と述べ、期待を示しました。