終戦から8月15日で80年。新潟市の神社では参拝者が犠牲者を悼み、平和への祈りを捧げました。多くの人が語るのは二度と戦争を起こしてはならないという決意です。

【記者リポート】
「新潟市中央区の護國神社。先ほどまで降っていた雨はあがって、現在曇り空となっています。境内には、だんだんと人も訪れはじめ、静かに手を合わせています」

【参拝に訪れた人】
「あのような悲惨な戦争をやってしまった反省があったからこそ、日本の80年という平和な時代が続いているというのを感じている」

【参拝に訪れた人】
「選挙とか政治を生かして戦争をなくしていきたい、平和を維持していきたい」

約8万人の戦没者がまつられている新潟縣護國神社。

終戦から80年を迎えた8月15日、訪れた参拝者の中には、戦争で犠牲になった家族の冥福を祈る人の姿も見られました。

【父親を戦争で亡くした人(80代)】
「本当にご苦労様でしたと、安らかに眠ってくださいと。それだけ。父親が出征してから私は生まれたので、全く何も分からない。小さいから戦争のことも分からないので、こうして元気にしてこられたのが幸せ」

【両祖父を戦争で亡くした人】
「魚雷に船、移動中の船舶に魚雷で攻撃されて(祖父は)亡くなったと聞いた。戦争を起こさないようにしていただきたいと思う」

また、自身の孫とともに参拝に訪れた人は…

【3世代で参拝に訪れた人】
「終戦(の日)だからみんなでお参りにいこうと。孫たちも本当に平和に過ごしてほしい」

【孫(20代)】
「テレビとかで繰り返し放送じゃないが、ずっと(記憶を)つないで、戦争をしてはだめだというのが大事」

【3世代で参拝に訪れた人】
「絶対戦争は起こしてほしくない、人殺しの戦争はあってほしくない。それだけ。恒久平和を願っている」

【孫(中学生)】
「戦争が終わってから、これまで戦争はないので、それを続けていけるようにしていければいいかなと思った」

二度と戦争を起こさない。節目の年を迎えたいま、改めて私たち一人一人が平和を守るための行動について考える必要があります。

NST新潟総合テレビ
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