北海道斜里町の羅臼岳で8月15日に見つかった遺体は、前日の14日にヒグマに襲われ安否不明だった男性だったことがわかりました。警察が15日、身元を確認したと発表しました。

 死亡した男性は、東京都墨田区に住む会社員、曽田圭亮さん(26)です。

 曽田さんは8月14日午前、羅臼岳の標高550メートル付近の登山道を知人と歩いていた際、クマに襲われました。曽田さんは当時太ももあたりから大量に出血した状態でヤブの中に引きずられていった様子を目撃されていました。

 15日午前5時30分ごろから警察が18人態勢で捜索。襲われた場所の周辺で曽田さんのものとみられる財布や血の付いたシャツも見つかっていました。
 
 また、午後には曽田さんが襲われた現場周辺に親子グマ3頭が現れ、その後ハンターによっていずれも駆除されています。

 道が駆除したクマが男性を襲ったクマと同一か調べるとしています。

北海道文化放送
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