今月11日夜、徳島県の吉野川保健所に「食中毒の疑いがあり、複数の患者を救急搬送した」と通報がありました。
保健所が調べたところ12人に嘔吐や下痢、腹痛などの症状がありうち7人が入院しましたがきょうまでに全員退院しました。
これらの発症者が共通して食べたのが阿波市阿波町の飲食店が提供した昼食と夕食で、店の調理担当や患者から黄色ブドウ球菌が検出されたことなどから保健所は食中毒と断定し、飲食店に対して4日間の営業停止処分を行いました。
保健所は「黄色ブドウ球菌は自然界に広く分布している細菌です。調理前にはしっかり手を洗い、菌を増やさないよう食品の適切な温度管理や迅速な取り扱いを心がけるなどして、食中毒を予防してほしい」と呼び掛けています。