厳しい残暑が続き、実りの秋はもう少し先ですが、福岡県築上町では早くも稲刈りが始まっています。
8月の強い日差しを浴びて黄金色に実った稲穂が頭を垂れています。
約1.6ヘクタールを作付けしている築上町の榎本智之さんの田んぼでは、お盆休み返上で稲刈りが行われました。
◆コメ生産者 榎本智之さん
「去年並みにいい出来だと思います。大雨が降った関係で一部倒れた所はありますけれど、出来としてはいいと思います」
築上町を含む京築地区は、一般的な米より収穫の早い早場米の産地で、4月から5月にかけて植え付けられた米が8月のこの時期に収穫され、新米として出回ります。
榎本さんが生産しているのは県内で開発された品種「夢つくし」で、光沢と粘りがあり、味も高く評価されているということです。
Q.この田んぼの米はおいしい?
◆子供
「おいしいです。納豆をのせます」
Q.お米は好きですか?
◆子供
「好きです。おいしいからです」
Q.望ましい販売価格は?
◆コメ生産者 榎本智之さん
「5キロで3500円位の平均で落ち着くと一番いいかなと思います。(農家が)作り続けて、なおかつ、お客さんがお米を食べてもらえる、安く食べてもらえるという観点からするとですね。いまちょっと値段が高すぎると思います」
ひとあし早く始まった京築地区の稲刈りは週明けから本格化する見通しで、県内産の新米がまもなく店頭に並ぶことになります。