一連の大雨の影響で、熊本県内では男女2人が安否不明となっています。こうした中、甲佐町で安否不明となった女性を捜索していた消防団が14日昼ごろ、熊本市を流れる緑川で遺体を発見。
警察が身元の特定を急いでいます。
【前田美沙希記者リポート】
「上益城郡甲佐町を流れる緑川です。現在、ボートによる安否不明者の捜索が行われています」
甲佐町では今月11日早朝、御船町の職場に車で向かっていた60代の女性の安否がわからなくなっています。
【岡崎宣彰記者リポート】
「こちらは熊本市南区富合町を流れる緑川です。
行方不明者の捜索中に遺体が見つかったということで、警察と消防が集まっています」
こうした中、捜索を続けていた消防団14日午後1時半ごろ、甲佐町を流れる緑川の下流、熊本市南区富合町杉島の右岸にある竹藪の中で仰向けで倒れている女性の遺体を発見しました。
警察は安否不明となっている60代の女性との関連も視野に、見つかった遺体の身元の特定を急いでいます。
【古閑康弘記者リポート】
「熊本市北区の井芹川です。きのう車が引き上げられた場所の上流で捜索が続いています」
また、熊本市北区貢町の西浦川に車ごと流されたとみられる男性については12日釜尾町の井芹川で車が見つかったものの、安否はわかっていません。
14日は車が見つかった場所から下流まで約17キロにわたり、捜索が行われました。
15日は井芹川から有明海沿岸までの範囲で熊本市の消防局や消防団、警察、海上保安庁、あわせて300人以上の態勢で一斉捜索が行われる予定です。