JR郡山駅から1キロほどの場所に、2025年7月にオープンしたばかりの「知遊堂(ちゆうどう)」は、新潟県を拠点とする大型書店で福島県には初出店となる。
郡山店の番場雄太店長は「多くのお客様からお問い合わせや注文をスタートからいただけているのは、期待の大きさを感じている」と話す。
新たな店舗に、福島県民からも大きな期待が寄せられているが、電子書籍の普及などもあり、全国の書店の数は10年で4000以上も減少するなど厳しい状況が続いている。そのようななか「リアル店舗」ならではの特徴があるという。
店内にはカフェや雑貨コーナーがあり、落ち着いた空間で大切な1冊と出会える。また、子どもたちの夏休みに合わせ、読書感想文の課題図書コーナーや自由研究の「おたすけキット」まで揃っている。さらに約25万冊のラインナップが、幅広い年齢層の好奇心をくすぐる。
番場店長は「デジタル・電子化というのが進んできたとは思うが、その中でもやっぱり『紙の本が良い・紙の本を読みたい』という方が根強くいらっしゃる。その方たちのためにも、リアル書店の役割というのは、まだまだあるのかなと思う」と語った。
ページをめくって広がる新たな世界に出かけてみてはいかが?