2025年も猛暑の動物園であの姿を目撃です。

木の上でぺたーんと寝そべっていたり、地面でも、ぺたーん。
まるで暑さでリスが溶けているようだとSNSで話題の「溶けリス」です。

取材班が訪れたのは東京・武蔵野市の井の頭自然文化園。

この日、東京の最高気温は35度。
園内には日陰に集まるサルたちにミストを浴びるヒツジと、動物たちが暑さをしのぐ姿がたくさん。

中でもユニークな姿を見せていたのが、溶けリスたちでした。

溶けたまま目を閉じている“溶け寝”でしょうか。
キュートすぎる姿に来園者もくぎ付けです。

長いレンズで写真をとる男性もみられました。

リスの飼育担当者によりますと、暑い時期、野生のリスにも見られるというこの行動。

木の上や地面などの冷たい場所で体を伸ばすことで効率良く熱を発散させる効果があるといいます。
可愛い姿は実は生存戦略だったのです。

取材中そんな溶けリスたちに異変が。

突然、“溶けてないリス”が大量発生!雨が降ったことで一時的に気温が下がったのです。

井の頭自然文化園 飼育展示係・大河原陽子さん:
涼しくなったからそういう姿勢を取る必要がなくなった。活動しやすくなった。

暑い時期特有の溶けリスは9月ごろまで見られる可能性があるということです。